たるみ治療には、基本の理解がとても大切
効く治療・効かない治療の差は、肌の構造とエネルギーの特性を知っているかどうかで変わります。
今さら聞けない…でも知っておきたい
- 自分に合っている器械は何?
- 効果的な治療を選びたい
- セット治療で後悔したくない
- なんとなく受けるのはイヤ
そんなあなたのために、ジョリのたるみ治療の教科書をお届けします📘
高周波(RF)とは?
RFとは Radio Frequency(ラジオ・フリークエンシー) の略称で、
一般に「ラジオ波」「高周波」と呼ばれる、周波数の高い電磁波エネルギーを指します。
美容医療では、この高周波エネルギーを利用して皮膚や皮下組織に熱を与え、
引き締めやハリ感の改善を目的とした治療に用いられています。
| STEP1 | STEP2 | STEP3 |
![]() | ![]() | ![]() |
| 高周波を流すと 組織内の分子の 向きが揃う | 電極の+ーを 高速で切り替えると 細胞内の分子が回転 | 分子の衝突・摩擦で ジュール熱が発生 |
高周波RF治療で期待できる効果とは?

RF(高周波)の熱エネルギーを活用した治療によって期待できる、美容医療としての主な効果をご紹介します。
脂肪組織へのアプローチ
高周波RFによる熱は、皮下の脂肪組織にも届くのが特徴です。
脂肪細胞に熱が加わることで、脂肪分解が促され、代謝が高まりやすくなります。
その結果、
- フェイスライン
- 頬下・口元
- あご下
といった部位を中心に、部分的なサイズダウンやすっきり感が期待できます。
たるみ改善・リフトアップ
RFの熱エネルギーは、真皮層に作用し、
肌の引き締めやコラーゲン生成の促進をサポートします。
さらに、脂肪層を支えている組織が引き締まることで、
- フェイスラインのもたつき
- 頬や口元のたるみ
といった加齢による変化の改善や、自然なリフトアップ効果が期待されます。
周波数って何?
周波数とは、1秒間にどれだけ振動(波)が起きているかを表す数値です。
単位は Hz(ヘルツ) で示されます。

RF(高周波)の周波数帯
美容医療で使用されるRFは、主に数百kHz〜数MHz(メガヘルツ)帯の周波数が用いられています。
実はこの周波数、熱効率と深達性のバランスが絶妙
- 皮膚表面だけでなく
- 真皮層〜皮下脂肪層まで
比較的ムラなく熱を届けやすいという特徴があります。
高周波による主な発熱の仕組み
高周波治療には、大きく分けて「ジュール加熱」と「誘電加熱」という2つの発熱メカニズムがあります。
それぞれ仕組みが異なり、使用されるデバイスにも特徴があります。
ジュール加熱
ジュール加熱とは、電流が流れる際に生じる電気抵抗によって熱が発生する仕組みです。
電気抵抗とは、電流の流れにくさのことを指します。
高周波の電流が皮膚組織を通過する際、その抵抗によって
電気エネルギーが熱エネルギーへと変換され、組織が温められます。
このジュール加熱を用いた代表的なデバイスには、
ボルニューマ・サーマジェン などがあります。
誘電加熱
誘電加熱とは、電場の作用によって熱を発生させる方法です。
電場とは、電気の力が働く空間のことを指します。
高周波によって生じた電場が、組織内の極性分子(特に水分子)を振動させ、その振動や摩擦によって熱が生まれます。
ジュール加熱とは異なり、電流が直接流れない照射方式である点が特徴です。
代表的な美容医療機器には、
サーマクール・ザーフ・デンシティ などがあります。
| 項目 | ジュール加熱 | 誘電加熱 |
| 加熱メカニズム | 導体に電流が流れ、電気抵抗によって発熱 | 絶縁体に電場を生じさせ、分子の振動・摩擦によって発熱 |
| チップの構造 | 金属製 | 絶縁体 |
| 効果に影響する物質特性 | 物質の導電率が重要 | 物質の誘電率が重要 |
| 皮下脂肪へのアプローチ | 脂肪の厚みにより、熱の伝わり方に差が出やすい | 脂肪の厚みに左右されにくく、比較的均一に熱が伝わる |
皮膚・脂肪・筋膜など、
作用する組織ごとに特性は異なるため、
目的や部位に応じて、どちらの加熱方式が適しているかを見極める必要があります。
機種ごとに体感が違う理由
同じRF治療でも「熱さの感じ方」「引き締まり方」が異なるのは、
- 使用している周波数
- 出力制御
- 冷却や振動との組み合わせ
といった設計思想の違いによるものです。
そのため、「RF=全部同じ」ではなく、どの周波数を、どう使っているかが重要になります。
当院のたるみデバイス
| ソフウェーブ | ウルトラフォーマーMPT | ボルニューマ | ザーフ | ポテンツァ ダイヤモンド | モフィウス8 | フェイスタイト | |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
| エネルギー | 同期平行型 超音波ビーム SUPERB™ | 高密度集点式 超音波(HIFU) | 高周波(RF) モノポーラ 6.78MHz | 高周波(RF) デュアルモノポーラ 6.78MHz+2MHz | 高周波(RF) モノポーラ バイポーラ | マイクロニードルRF | バイポーラRF |
| 主な到着層 | 真皮中層 (深さ1.5mmに 集中) | SMAS筋膜 脂肪層 | 真皮全体 脂肪層 | 真皮全体 深層脂肪層 | 真皮全体 脂肪層 | 真皮〜皮下浅層 (全層へのアプローチ) | 表皮から脂肪深層 (全層へのアプローチ) |
| 得意な役割 | 皮膚自体の引き締め 「皮余り」の密着 眉・目元のリフトアップ | リフトアップ 二重アゴ 開眼力アップ | フェイスラインの 引き締め 頬コケの改善 | ハリのない脂肪を 引き締め 綺麗なVライン形成 | 肌の密度改善 マイルドな引き締め 口元のもたつき解消 | 皮膚タイトニング ハリ・弾力向上 毛穴・小ジワ改善 | 脂肪減少 皮膚収縮 強力Vライン形成 肌のリモデリング |
| 痛み | ★★☆ 強い熱感 (表面麻酔を推奨) | ★★☆ 骨に響くような痛み (我慢できる程度) | ★☆☆ 温かさを感じる程度 (我慢できる) | ★☆☆ 温かさを感じる程度 (我慢できる) | ★☆☆ 温かさを感じる程度 (我慢できる) | ★★☆ 針の刺激+ 熱感 (麻酔推奨) | ★★★ 外科的+ 針の刺激 (麻酔必須) |
| ダウンタイム | ほぼなし (赤み・ほてりは 数時間〜1日) | 稀にむくみ 軽度な腫れ (筋肉痛のような痛み) | ほぼなし (赤み・腫れは 数時間) | ほぼなし (赤み・腫れは 数時間) | ほぼなし (赤み・腫れは 数時間) | 赤み・腫れ 針のかさぶた (1~2週間程度) | 強い腫れ・ 内出血 固定 バンドが必要 (~2週間程度) |
| コンビ治療の推奨 | ウルトラフォーマー MPT(HIFU)/ 深層と真皮の 同時ケア | ボルニューマ/ ザーフとの 組み合わせで 全層アプローチ (トリプルレイヤー 治療)を推奨 | 肌育製剤 (Dr手打ち or 水光注射) 相乗効果を最大限 スーパーハイドロ で支持靱帯のケアも | 肌育製剤 (Dr手打ち or 水光注射) 相乗効果を最大限 スーパーハイドロ で支持靱帯のケアも | DDRチップとの 組み合わせで 効果的な予熱から タイトニング | 肌育治療や レーザーと併用し 「引き締め+肌質改善」 を同時に叶える | 脂肪吸引との 併用で 「中身と外側」を 整え 最短で理想の輪郭 |
RF治療は「切らずに、じっくり若返りたい方」に
高周波RF治療は、メスを使わず、
ダウンタイムを抑えながら段階的な変化を目指せる治療です。
「たるみが気になり始めた」
「強い治療はまだ不安」
そんな方にとって、はじめの一歩として選ばれやすい治療法です。














