「リフトアップ治療をしたら、目がつり上がって怖い顔になった」 「ヒアルロン酸を入れたら、パンパンで不自然な顔になってしまった」
SNSやテレビで、あるいは街中で、そのような「整形顔」を見かけて不安になったことはありませんか? せっかく若返るために治療を受けたのに、美しさが損なわれてしまっては本末転倒です。
大阪上本町のJoli Skin Clinicにいらっしゃる患者様の多くが、カウンセリングで一番最初におっしゃる言葉。 それは、「若く見られたいけれど、やった感が出るのは絶対に嫌」です。
今回は、当院が最も大切にしている「解剖学に基づいたデザイン」についてお話しします。なぜ、ただ皮膚を引っ張り上げるだけではNGなのか。その理由を紐解いていきましょう。
顔は「一枚の布」ではありません
「たるみ治療」と聞くと、垂れ下がった皮膚をピンと引っ張れば解決する、とイメージされる方が多いかもしれません。
実は、顔はもっと複雑な「多層構造」をしています。

上から順に【皮膚 → 皮下脂肪 → 筋肉(SMAS) → 骨】と重なり合っており、それらは「リガメント(靭帯)」という強力な繊維で、骨にしっかりと固定されています。
「リガメント(靭帯)」を無視すると…?

この「リガメント」は、いわばテントを地面に固定する「杭(くい)」のようなものです。 杭が打たれたままのテントの布を、無理やり横に引っ張ったらどうなるでしょうか? 杭の部分で布がひきつれ、不自然なシワができたり、変な凹凸ができたりしてしまいます。
これと同じことがお顔でも起こります。 解剖学的な構造(リガメントの位置や強さ)を無視して、ただ闇雲に糸で引き上げたり、皮膚表面だけを焼いたりしても、不自然なひきつれが起きるだけで、美しい立体感は生まれません。
Joli Skin Clinicが考える「美の黄金比」
当院の治療が「自然なのに、何かが違う」と言われる理由。 それは、医師がお顔を立体的なパズルとして捉え、構造から再構築しているからです。
1. 緩んだ杭を補強する(ジャルプロ スーパーハイドロ)
加齢とともに骨が痩せると、リガメント(杭)が緩みます。まずはヒアルロン酸で土台となる骨のボリュームを補い、リガメントを元の位置でピンと張らせます。これだけで、顔全体がキュッと中心にまとまります。
2. 脂肪の位置を戻す(糸リフト)
重力で落ちてしまった脂肪を、糸リフト(スレッド)で元の高い位置へ移動させます。この時、リガメントの抵抗を考慮しながら、無理のないベクトル(方向)で引き上げることが重要です。
3. 皮膚を引き締める(ボルニューマ・ザーフ・HIFU・モフィウス8)
中身を整えた上で、最後に表面の皮膚をタイトニング機器で引き締めます。
この3つの工程を、その方のお顔立ちに合わせて最適なバランスで組み合わせる。 これこそが、不自然さを回避し、「元からその顔だった」かのような美しさを作る黄金比です。
「木を見て森を見ず」にならないために
ほうれい線が気になるからと言って、ほうれい線だけにヒアルロン酸を入れても、顔が重たくなるだけで解決しないことが多々あります。 原因はほうれい線ではなく、頬の脂肪の下垂や、こめかみの凹みにあることが多いからです。
私たち医師の仕事は、患者様が気にされている「点」の悩みを聞きつつ、解剖学という「地図」を使って、顔全体の「面」と「立体」を整えることです。
あなただけの「設計図」を描きます
人間の顔の構造は、一人ひとり全く異なります。 骨格の形、脂肪のつき方、筋肉の動きの癖。それらを正しく診断できる医師だけが、自然なリフトアップを叶えることができます。
「私の顔、どうすれば自然に若返る?」 そう思われたら、ぜひJoli Skin Clinicにご相談ください。あなただけのオーダーメイドな設計図をご提案いたします。


