「HIFU(ハイフ)はエステでも安くできるし、手軽そう」 「同じ機械を使っているなら、安いほうがいいのでは?」
たるみ治療を検討し始めたとき、このように迷われる方は少なくありません。 しかし、近年ニュースでも報じられている通り、エステサロンでのHIFU施術によるトラブル(火傷、神経麻痺など)が急増しており、消費者庁からも正式に注意喚起が出されています。
大阪上本町のJoli Skin Clinicでは、大切なお顔を預かる医療機関として、この問題を非常に重く受け止めています。 今回は、なぜエステと医療でそこまで「差」が生まれるのか。「出力(パワー)」と「解剖学(知識)」の2つの観点から、その決定的な違いを解説します。
1. そもそもHIFUは「細胞を破壊する」行為

HIFU(高密度焦点式超音波)の原理をご存知でしょうか?
虫眼鏡で太陽の光を集めて黒い紙を焼くように、超音波を一点に集め、皮下の組織を「熱凝固(=高熱で焼く)」させる仕組みです。
医学的に言えば、これは細胞にダメージを与える行為です。 本来、「細胞を破壊して再構築を促す」行為は、医師または医師の指示を受けた看護師にしか許されていない「医行為」です。
- 医療機関: 組織を変化させるのに十分な出力が出せる機器を使用できます(だから効果が出ます)。
- エステ: 法的に細胞を傷つける行為は禁止されています。つまり、エステの機械は「効果がほとんど出ないほど微弱」か、もしくは「違法に出力を上げている(=安全装置がなく危険)」かのどちらかになりがちです。
2. 「見えない神経」を避ける技術(解剖学)

実は、これが最も恐ろしい点です。 人間の顔には、絶対に熱を加えてはいけない「危険地帯(リガメントや太い神経・血管)」が存在します。これらは皮膚の上からは見えません。
私たち医師は、何年もかけて解剖学を学び、「この深さの、この場所には神経が通っている」という地図が頭に入っています。だからこそ、神経をミリ単位で避けながら、ギリギリまで出力を上げて効果を出すことができるのです。
医学的な知識を持たないスタッフが、マニュアル通りに高出力の機械を当てることのリスク。それは、目隠しをして車を運転するような危うさがあります。 エステHIFUによる「顔面神経麻痺(口が歪んで動かない)」などの重篤な事故は、まさにこの知識不足から起きています。
3. 「万が一」への対応力
どんなに注意していても、医療に「絶対」はありません。 重要なのは、万が一肌トラブルが起きた時に、その場ですぐに適切な処置ができるかどうかです。
Joli Skin Clinicには、医師が常駐しており、薬剤や処置の準備も万全です。 さらに当院では、麻酔科医の管理体制のもと、痛みをコントロールしながら安全に施術を行っています。 「売りっぱなし」ではなく、治療後の経過まで責任を持つ。それが医療機関としての矜持です。
安さの裏にある「リスク」を知ってください
エステの価格は確かに魅力的かもしれません。しかし、その安さは「安全性」や「確実な効果」を削った結果である可能性があります。
一度傷ついてしまった神経や、火傷の跡を治すのには、長い時間と高額な治療費がかかります。 どうか、あなたの大切なお顔を、ギャンブルの対象にしないでください。
大阪上本町で、安全で確実なたるみ治療を
当院では、エステでは取り扱えない、厚生労働省やFDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を得た安全性の高い医療機器(ボルニューマ、モフィウス8など)のみを厳選して導入しています。
「安全に、でもしっかりと結果を出したい」 そう願う賢明な女性たちに、Joli Skin Clinicは選ばれています。まずはカウンセリングで、医療ならではの「本物の治療」についてお話ししましょう。


