鏡を見るたびに気になる「目の下のクマ」。
メイクで隠しきれなかったり、疲れて見えると言われたり…
スキンケアだけではなかなか改善しにくい、目の下のクマに悩む方はとても多いです。
そんな中で、最近注目を集めているのが モフィウス8（Morpheus8）。
切らずに、自然に目元の印象改善が期待でき、黒クマ・影クマ・たるみを伴うクマに悩む方が検討するケースが増えています。
とはいえ、
- どんなクマに向いているの？
- 脱脂や他の施術とどう違うの？
- 痛みやダウンタイムはどれくらい？
と疑問を持つ方も多いはず。
この記事では、モフィウス8がクマ治療として選ばれている理由や、クマの種類別の適応、他の施術との違いまで、初めて治療を考える方でもわかるように解説しています。
自分のクマに合う治療を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
モフィウス8はクマ治療に向いている？
モフィウス8（Morpheus8）は、RF（高周波）とマイクロニードルを組み合わせ、皮膚の浅い層から脂肪層まで立体的にアプローチできる治療です。
ただし一口に「クマ」といっても、
- 影によるクマ
- 脂肪のふくらみによるクマ
- 血行不良や色素沈着が主なクマ
など、原因はさまざま。
モフィウス8は、特に“たるみ・ふくらみ由来のクマ”と相性がよいとされる治療であり、すべてのクマに万能というわけではありません。
ここでは、まず「どんなクマに向いているのか、向いていないのか」を整理していきます。
モフィウス8が得意とされるクマの種類
モフィウス8が特に得意とするのは、“影”や“ふくらみ”が目立つタイプのクマです。
黒クマ（影が原因のクマ）
黒クマは、目の下にできる“影”によって黒く見えるクマです。 主な原因は、
- 眼窩脂肪（目の下の脂肪）のふくらみ（いわゆる「目袋」）
- 皮膚のたるみによる段差・凹凸
など、立体構造によって影ができている状態です。
モフィウス8では、
- 皮膚深層の引き締め
- 脂肪層への熱エネルギーによるタイトニング
を同時に行うことで、ふくらみとたるみの両方へのアプローチを目指します。
そのため、「目袋が前に出て影が目立つ」というタイプの黒クマと相性が良いと考えられています。
影クマ（凹みによる影）
影クマは、
- 目の下のボリュームロス（くぼみ）
- 骨格による凹み
などが影響して起こるクマです。 光の当たり方で濃く見えたり薄く見えたりしやすいのが特徴で、メイクではごまかしにくいお悩みでもあります。
モフィウス8は、コラーゲンの再構築を促し、皮膚のハリ感の向上をめざすことで、
- 凹み部分との境目をなだらかにみせる
- 影の映り方をやわらげる
といったサポートが期待できます。
たるみによる複合的なクマ
年齢とともに、
- 皮膚のゆるみ
- ハリ不足
- 皮膚の菲薄化（うすくなること）
などが重なり、“たるみ＋影＋くすみ”が混ざったクマになるケースも少なくありません。
モフィウス8は、浅い層から脂肪層まで多層的に照射できるため、こうしたたるみ由来の複合的なクマに対して、「目元全体の印象をやわらげる」という意味で相性がよい治療といえます。
モフィウス8が不向きなケース
一方で、モフィウス8が主役になりにくいクマもあります。 以下のタイプでは、別の治療を中心に考えた方がよいケースが多いです。
青クマ（血行不良・皮膚の薄さ）
青クマは、
- 皮膚が薄い
- その下を走る血管の色が透ける
- 血行不良や睡眠不足
などが主な原因です。
モフィウス8は、脂肪やたるみ、ハリ不足にアプローチする治療であり、血管そのものや血流の改善を目的とした機器ではありません。
青クマが主役の場合は、
- 生活習慣の見直し（睡眠・冷え対策など）
- アイクリームや内服によるサポート
- 目元への注入治療（再生系注射など）
といったアプローチが選択肢になることもあります。
茶クマ・色素沈着
茶クマは、
- 色素沈着
- 摩擦
- アレルギーによる炎症のあと
- 紫外線ダメージ
などが原因で起こる、“色”が主体のクマです。 この場合は、
- 美白系外用剤
- レーザートーニング
- ピーリング
など、“メラニン”にアプローチする治療が適していると言われています。 モフィウス8は色素そのものをターゲットとする治療ではないため、茶クマ単独には主役になりにくいと考えられます。
皮膚状態によっては適応外になることも
- 強い炎症がある
- 皮膚疾患がある
などのケースでは、安全面を優先してモフィウス8を行えないこともあります。
「自分のクマはどのタイプ？」「モフィウス8は合うの？」 と悩まれている方は、まず医師の診察で状態を確認してもらうことが大切です。
モフィウス8がクマ治療で選ばれる理由
モフィウス8は、目元のふくらみ・たるみ・影をまとめてケアしたい方から、クマ治療の一つの選択肢として注目されています。 ここでは、数あるクマ治療の中で「なぜモフィウス8なのか？」というポイントを整理していきます。
皮膚深層への高密度RF＋針刺激で引き締め感を目指すしくみ
モフィウス8最大の特徴は、針の先端からRFエネルギーを照射できる構造にあります。
- マイクロニードルが皮膚の深い層まで到達
- 針先から高周波（RF）が360度に広がる
これにより、皮膚表面だけでなく、真皮〜脂肪層まで立体的に熱を届けられるのがポイントです。 この熱刺激により、
- コラーゲン・エラスチンの産生が促される
- 皮膚深部のタイトニング（引き締め）が起こる
とされており結果として、目の下のふくらみ・たるみの“土台”に働きかけることができるため、影クマ・黒クマの改善が期待できます。
表皮〜脂肪層までアプローチできる
一般的な照射系治療は、
- 表皮〜真皮浅層
- もしくはSMAS（筋膜）
など、狙える層が限られていることが多いですが、モフィウス8は照射の深さと出力を細かく調整できるのが特徴です。
- 浅い層：ハリ・小じわ・キメ
- 中間層：コラーゲン再構築・肌密度アップ
- 深い層（脂肪層近く）：ふくらみ・たるみのタイトニング
このように、目の下のクマに関わる複数の層に同時に働きかけられるため、「クマだけでなく、目元全体の印象を整えたい」という方にも向いているとされる治療です。
メスを使わずナチュラルな印象改善が期待できる
目の下の脱脂術（脂肪を切除する手術）は、ふくらみが強いクマに対して有効な手段ですが、
- 手術への心理的ハードル
- ダウンタイムの長さ
- 仕上がりの変化が大きい可能性
などから、施術に踏み出せず迷われる方も少なくありません。 モフィウス8は、メスを使わずにふくらみ・たるみの印象改善を目指せる治療です。 変化の度合いには個人差はありますが、
- 「やりすぎ感のないナチュラルな変化を求める」
- 「まずは切らない治療から試したい」
という方のクマ治療の入り口としても選ばれています。
部位別｜モフィウス8がクマ改善に働くメカニズム
ここからは、目元のどの部分に、どのようなメカニズムでモフィウス8が働きかけるのかを、もう少し具体的に見ていきます。
目の下のふくらみ（脂肪）
目の下の“ぷっくり”とした膨らみは、眼窩脂肪（がんかしぼう）の前方へのふくらみが原因であることが多く、黒クマ・影クマの大きな要因になります。 モフィウス8は、針状電極を通じて皮下組織や脂肪層にRFエネルギーを伝えることで、
- 脂肪層への熱収縮
- その周囲の組織のタイトニング
が期待できます。 脂肪を直接取り除くわけではありませんが、ふくらみの「張り出し感」をおさえるサポートをすることで、影がやわらぎやすくなります。
皮膚のたるみ・ゆるみ
下まぶたの皮膚は非常に薄く、加齢や乾燥、表情の癖などにより、他の部位より早くたるみが出やすい場所です。 皮膚がゆるむと、
- ふくらみとの「段差」が強調される
- 影が濃く見える
- ファンデーションがよれやすい
など、「クマ＋たるみ」の複合悩みに発展しがちです。 モフィウス8は、真皮層にマイクロニードルを通して熱を加えることで、
- コラーゲンの再構築
- 皮膚のハリ感の向上
- たるみの引き締め
といった変化を狙っていきます。 その結果、段差がなだらかになり、影のうつり方がやわらぐことが期待できます。
目元のハリ不足
目元のハリが低下すると、クマそのものだけでなく、「なんとなく老けた印象」「疲れて見える印象」につながりやすくなります。 モフィウス8によって真皮層でコラーゲン・エラスチンが増えることで、
- 目の下の“しぼみ感”
- 細かいちりめんジワ
- メイクのノリの悪さ
などの変化を徐々に感じる方もいます。 クマだけではなく、目元全体の質感を整えたい方にとって、モフィウス8は選択肢のひとつになり得ます。
モフィウス8の施術回数・ダウンタイム（目元）
クマ治療を検討するときに気になるのが、「何回受ければいい？」「どのくらい腫れる？」「仕事は休まないとダメ？」といった、回数やダウンタイムに関する部分ではないでしょうか。施術回数やダウンタイムの目安をお伝えします。
施術回数の目安
個人差はありますが、目元のたるみ・ふくらみ改善を目的とする場合、
- 1回の施術でもハリ感や引き締めを感じる方もいる
- 複数回の施術で、より変化と持続を感じやすくなる
といった傾向があります。
一般的な目安としては、まずは1回受けていただき、必要に応じて2〜3回程度を検討する、というプランになることが多いです。 肌の状態やご希望の変化の度合いにより、適切な回数は変わるため、診察時に医師と相談しながら決めていくことが大切です。
ダウンタイムと経過
目元へのモフィウス8施術後は、主に以下のような経過がみられることがあります。
- 赤み
- ほてり感
- 点状の針跡
- 軽い腫れ・むくみ
これらは通常、数日〜1週間程度で落ち着いていくことが多く、メイクでカバーできる範囲であることがほとんどです（詳細なタイミングはクリニックの指示に従ってください）。 施術直後は「少しむくんで見える」「赤みが気になる」と感じることもありますが、これは肌が修復モードに入っているサインでもあります。
リスクや注意点
モフィウス8は、医療機器による治療である以上、
- 赤み・腫れ
- 内出血
- まれに色素沈着や凹凸
などのリスクがゼロではありません。 また、
- 日焼け直後
- 重度の皮膚疾患がある場合
などは、施術を見送ることもあります。
安全性を高めるためには、
- 目元の構造や皮膚の厚みを理解した医師が行うこと
- 適切な出力・深さの設定
- 施術後の紫外線対策・保湿ケア
が非常に重要です。 「リスクについてもしっかり説明してくれるか？」という視点でクリニックを選ぶのも大切なポイントです。
他のクマ治療との違いを比較
クマの治療にはさまざまな選択肢があり、「結局どれを選べばいいの？」と迷ってしまう方も多いと思います。 ここでは、代表的な治療とモフィウス8との違いを簡単に整理します。
脱脂術との違い
脱脂術は、まぶたの裏側（結膜）から目の下の脂肪を直接取り除く外科的な治療です。 脂肪の量が多く、はっきりとした膨らみがある場合に、有効な選択肢とされています。
一方、モフィウス8はメスを使わず、
- 脂肪層への熱収縮
- 皮膚の引き締め
によって、ふくらみの印象をやわらげる治療です。 「手術はまだ踏み切れない」「ダウンタイムの少ない施術から試してみたい」という方にとって、モフィウス8は脱脂の前段階の選択肢としても検討しやすい治療と言えます。
ヒアルロン酸注入との違い
ヒアルロン酸注入は、目の下の“くぼみ”や段差を埋めることで影を目立ちにくくする治療です。 短時間で変化が出やすい点が魅力です。
モフィウス8は、
- 皮膚の内側からハリを高める
- たるみやふくらみを整える
というアプローチのため、凹みを「埋める」治療というより「土台から整える」治療になります。
レーザー治療との違い
レーザー治療は、
- シミやくすみ
- 色素沈着（茶クマ）
など、“色”に関わるお悩みに向いている治療と言われています。 一方、モフィウス8は、
- たるみ
- 脂肪のふくらみ
- ハリ不足
といった構造的な変化に対して働きかける治療です。 そのため、
- 「たるみ＋くすみ」
- 「ふくらみ＋茶クマ」
といった複合的なクマでは、レーザーとモフィウス8を組み合わせて治療を行うケースもあります。
ジョリスキンクリニックのモフィウス8が選ばれる理由
モフィウス8は、機械の性能だけでなく、
- どの深さに
- どのくらいの出力で
- どの部位をどれだけ打つか
という“照射設計”が結果を大きく左右する治療です。 ジョリスキンクリニックでは、目元という繊細なエリアだからこそ、丁寧な診察とカスタマイズされた施術を大切にしています。
肌構造を熟知した医師が施術
目の下は、
- 皮膚の薄さ
- 脂肪の量
- 骨格
- 表情の癖
などによって、適切な治療方法が大きく変わる部位です。 ジョリスキンクリニックでは、目元の構造やクマ治療の経験を持つ医師が、
- あなたのクマのタイプ
- たるみ・脂肪の量
- 肌質や生活スタイル
を確認したうえで、モフィウス8が本当に適しているかどうかも含めてご提案します。
痛み対策・安全性への配慮
目元は敏感な部位だからこそ、「痛みが怖い」「ダウンタイムが不安」という方も多いと思います。 当院では、
- 麻酔クリームの使用
- 冷却
- 目元専用の出力設定
などを組み合わせ、不安や負担をできるだけ軽減できるよう配慮しています。 また、安全性を重視し、
- 皮膚状態のチェック
- 既往歴や体調の確認
- 無理のない範囲での出力調整
を徹底したうえで施術を行っています。
複合治療でより自然な印象改善へ
クマは、
- たるみ
- 脂肪のふくらみ
- くぼみ
- 色素沈着
- 血行不良
など、いくつかの要素が重なって起こることが多いです。 ジョリスキンクリニックでは、モフィウス8だけでなく、
- 再生系注射
- ヒアルロン酸
- レーザー治療
など、必要に応じて複数の治療を組み合わせるご提案も行っています。
「ただクマを消す」のではなく、“その方らしい自然な目元”を目指すことを大切にしています。
目の下のクマでお悩みの方へ｜まずはご相談ください
目の下のクマは、コンシーラーやスキンケアだけではカバーしきれないことも多く、「頑張ってケアしているのに変わらない…」と感じている方も少なくありません。 ただ、クマは原因さえきちんと見極められれば、治療の選択肢がいくつもあるお悩みでもあります。
- 自分のクマのタイプがわからない
- 手術までは考えていないけれど、何かできることがないか知りたい
- モフィウス8が自分に合っているのか相談したい
そんな方は、ぜひ一度カウンセリングでご相談ください。 目元の状態やライフスタイル、ご希望の変化の度合いをお伺いしたうえで、無理のない範囲でできるベストな治療プランをご提案いたします。